手術当日②
手術室へ入る。
初めての手術室。
思っていたより殺伐とした雰囲気というか殺風景というか嫌な雰囲気。
手術台はグリーンの小さめのベッドに、足を置く黒い台が左右に1つずつ。
躊躇う時間もなく手術台の上へ上がるように言われ、上がって仰向けに寝る。
いよいよ始まるのかと緊張をしていると、
咳をしている私に、風邪?とか喘息?とかフランクに看護師さん達が話しかけてくれる。
ありがたい。
(咳が出るのは拗らせた蓄膿症とタバコのせい)
「左腕に点滴します。少し痛いですよ」
と左腕に少し太い針を刺される。
そこまでの痛みはなかった。
右腕には血圧計を巻かれ、
胸には心電図がつけられた。
履いていた下着を脱がされて、
脚を台の上へ。
すると麻酔の先生がきて挨拶と説明をしてくれる。
しかし、いまいち聞き取れず聞き返すのもどうかなと思ったため、そのままに。
看護師さんに
「点滴が抗生剤に変わりました」
と言われるが、元々の点滴の説明を一切受けていなかったのでよく分からず。
そうこうしてるうちに麻酔の先生に
「酸素マスク当てますね〜」
と酸素マスクを当てられる。
すぐに意識がふわ〜としてきて、数秒後からの記憶はもうありません。